コロナ禍以降、アップデートされた孤独観。岸見一郎『孤独の哲学』
古来さまざまな哲学者によって語られてきた孤独の受け止め方から、コロナ禍以降の現代の孤独をどう乗り越えていくか、そしていつか必ずやってくる絶対的な孤独・死をどう見つめるか… 日本のアドラー研究の第一人者であり、「嫌われる勇 … 続きを読む コロナ禍以降、アップデートされた孤独観。岸見一郎『孤独の哲学』
古来さまざまな哲学者によって語られてきた孤独の受け止め方から、コロナ禍以降の現代の孤独をどう乗り越えていくか、そしていつか必ずやってくる絶対的な孤独・死をどう見つめるか… 日本のアドラー研究の第一人者であり、「嫌われる勇 … 続きを読む コロナ禍以降、アップデートされた孤独観。岸見一郎『孤独の哲学』
テレビでもお見かけする劇作家・鴻上尚史さんの本を読みました。 舞台人として世に出た鴻上さんですが、「生きづらさ」に関する著作も多く、この作品もタイトルの通りその類です。 孤独とはどういったものか?孤独をどう受け入れて生き … 続きを読む 世間信仰・同調圧力に疲れたら、孤独に癒やされよう。鴻上尚史『孤独と不安のレッスン』
作中の和菓子が、読んでいるだけでなんとも美味しそうで思わず虚空をほおばりたくなります。 江戸の街で家族3人が切り盛りする小さな和菓子屋を舞台にした、人情あふるる時代小説です。 とても読みやすく、かつ過度に説明的でなく、情 … 続きを読む ついつい虚空をほおばりたくなる。西條奈加『まるまるの毬 』
プロ棋士の先崎学さんが、2017年にうつを発症し、回復するまでの一年間の闘病記です。 至極ひょうひょうと軽やかな文体で、とても読みやすいエッセイです。うつの闘病記ですが重苦しさは感じません。私はこの本を読むまで先崎さんの … 続きを読む プロ棋士が自分をとりもどすまでの闘病記。先崎学『うつ病九段』
物行動学者の日高先生の著作。 いままで数冊、日高先生の作品を読みましたが、ダントツで読みやすいです。 動物や虫の不思議な生態を、ひとつの生物につき3〜4ページほどの読みやすい文章でサクサク紹介する第一部と、 「すねる」「 … 続きを読む 人間と動物の境界線がぼやけていく。日高敏隆『ネコはどうしてわがままか』