カッコ悪いところを見せられることが、一番かっこいいのに。河野啓 『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』
話題性とユニークなキャラクターで一躍有名になり、「No Limit」「否定という壁への挑戦」という言葉を掲げてエベレスト登頂を目指すも、2018年に山中で滑落、不慮の死を遂げた栗城史多さん。彼の活動初期を共にしていたTV … 続きを読む カッコ悪いところを見せられることが、一番かっこいいのに。河野啓 『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』
話題性とユニークなキャラクターで一躍有名になり、「No Limit」「否定という壁への挑戦」という言葉を掲げてエベレスト登頂を目指すも、2018年に山中で滑落、不慮の死を遂げた栗城史多さん。彼の活動初期を共にしていたTV … 続きを読む カッコ悪いところを見せられることが、一番かっこいいのに。河野啓 『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』
私はこの作品が世界的に有名になって以後に生まれました。いくら読んだことがなくても、それなりの年数を送ってきた人生の中で『変身』がどんな物語なのか1ミリも知らない、という方が難しいでしょうから、どこまで新鮮に楽しめるかが気 … 続きを読む ダウンタウンの"トカゲのおっさん"の源流ってコレ? フランツ・カフカ『変身』
説明不要の大ベストセラー「サピエンス全史」を読んだ時に様々な気付きがあったのですが、中でも「農耕に出会って以降、人類は穀物に家畜化された」という視点がショッキングで頭に残りました。農耕により定住し面倒を見続けることが必須 … 続きを読む 人間と小麦の切っても切れない関係!大塚滋『パンと麺と日本人 小麦からの贈りもの』
イギリスに暮らす母である著者と、息子と(ときどきオトン)のふれあいを描いたノンフィクションエッセイ。とても読みやすくスイスイ読めます。しかし文章の軽やかさに対し、物語が持つメッセージはとてもシリアスで重厚。イギリス社会に … 続きを読む これからの子供たちを応援したくなる一冊。ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
難病によって長い期間、絶望の中を過ごした著者自身の体験から「読書は命綱である」というメッセージが込められたベストセラー。エッセイが全体の半分、もう半分はブックガイド(映画やTVドラマも含まれる)といった構成です。日常的に … 続きを読む 本は漢方薬のように、じんわり強くしてくれる。頭木弘樹『絶望読書』