『シャーロック・ホームズ大百科事典』

シャーロック・ホームズの物語の中に登場する人物や場所や用語などが五十音順に解説されている事典です。地図や写真などあり、かなり詳細に掲載さてれいます。まさにシャーロキアンの為の一冊ですね!

シャーロック・ホームズ大百科事典2

1つのシリーズだけでこのような出版されるのは物語がそれだけ綿密で奥深い物だからですよね。世界中にファンがいるのも納得です。店員SはTVアニメ版とロバート・ダウニー・Jrが主演した映画版でしか知らないので、原作小説も読んでみたいと思います。

シャーロック・ホームズ大百科事典 / ジャック・トレイシー / 河出書房新社 / 2002
シャーロック・ホームズ大百科事典 / ジャック・トレイシー / 河出書房新社 / 2002

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『れもん、よむもん!』―よむことの楽しさ

新潮文庫の人気キャラクター『Yonda?パンダ』を彷彿とさせるかわいらしい表紙に惹かれて何気なく手にした本書ですが、帯の「生きることは読むことだった、あの頃」という言葉そのままに作者・はるな檸檬さんの幼少期からの読書遍歴をエッセイマンガという形をとって熱く熱く語られています。

れもん、よむもん! / はるな檸檬 / 新潮社 / 2014
れもん、よむもん! / はるな檸檬 / 新潮社 / 2014

とくに印象深いエピソードは両親共に大変な読書家だそうで、家族団らんといえばリビングに集まりつつも各々読書大会だったということ。弟くんだけはかたくなに本を読まないため「宇宙人」と表現されてます 笑。

ほんとうの読書好きのお家って自然とこうなるんだ!となぜか感動?してしまいました。一緒にテレビを観たりしゃべり合うことだけが団らんじゃないんですよね。

れもん、よむもん高楼方子さんの児童文学『時計坂の家』と出会った時のエピソードもまた興味深いです。主人公フー子が祖父の家の扉から異世界へと迷い込む……というファンタジー小説なのですが、作者はとりつかれたようにのめり込み、図書館で借りた本だったため返却しては司書さんが本棚に戻した瞬間を柱の影からじっと見守りダッシュ!でまた借り直すという荒技を十数回繰り返したという……。今考えると迷惑な行為だったと綴っていますが、ここまで夢中になれる本に出会えるというのはとても幸せですね。

購入するのは小学生の少ないお小遣いでは無理だったそうですがそれほど好きなら買ってはもらえなかったのかな……という疑問は置いておいて、一冊でも多くこんな読書体験をしてみたいものです。

ちなみにはるな檸檬さんは『海月姫』などで人気の東村アキコさんと学生時代に同じ絵画教室だったそうで、ちらっと東村先生も出てきます。東村アキコさんは今一番ハマっているといってもいい作家さんなのでお二方の意外なつながりが嬉しかったです。

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ちくま文庫『路上観察学入門』に見る林丈二氏の飽くなき好奇心

中高生のころにクラスの友達でよく『VOW』を回し読んでいました。街にある面白い看板や新聞・雑誌・チラシの笑える誤植などを集めて本にしたもので、今現在ネットでおもしろ画像として取り上げられるものの元ネタは、過去に『VOW』で取り上げられたものであることも少なくありません。

このようなおもしろ可笑しい看板などを取り上げていた。
このようなおもしろ可笑しい看板などを取り上げていた。

その十数年後、大人になった私は『路上観察学入門』という本に出会います。読後に「ああ、ガキの頃に回し読みしていたVOWのおもしろ看板も、一種の路上観察学だったのか」と気付きました。

ちくま文庫「路上観察学入門」。私物です。カバンの中でお茶に濡れてしまったのでシワとシミがあります……
ちくま文庫『路上観察学入門』。私物です。カバンの中でお茶に濡れてしまったのでシワとシミがあります…

赤瀬川原平藤森照信南伸坊などを中心に結成された路上観察学会が、1986年に『路上観察学入門』を上梓します。「路上観察学」とは、文字通り路上を観察し、世間一般がそれまで観察したり観賞したりする対象として意識しなかったものにクローズアップし、研究・発表するという役に立たないヒマつぶし学問です。路上観察学の研究対象として本書に挙げられているものは様々で、変わった建築物や張り紙・看板はもちろんのこと、マンホールの蓋、ドブ川に浮いているもの、解体された建築物の欠片、放し飼いにされた犬の歩きまわるコース、旅行中に見かけた犬のフン、オナラをした時の場所・時間・音の記録など、もう何でも学問にしてしまっているのです(こういった題材をあえて「学問」とすることに面白味があるわけですが)。 続きを読む ちくま文庫『路上観察学入門』に見る林丈二氏の飽くなき好奇心

『PORTRAIT たなかしん作品集』

いろいろな動物たちが描かれている作品集です。どの絵も可愛らしい動物なのですが、擬人化されていて凄くリアルな日常が感じられます。後半に収録されている「ウサギ族とネコ族のはなし」も今も現実に起きている問題が書かれていて考えさせられます。このお話のように少しずつでも変わっていければいいなと思います。

PORTRAIT たなかしん作品集 / たなかしん / 求龍堂 / 2013
PORTRAIT たなかしん作品集 / たなかしん / 求龍堂 / 2013

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折り紙の本いろいろ

幕張店の児童書コーナーに折り紙の本が並んでいます。店員Sが子供の頃に作った事があるのは「折り鶴」「やっこさん」「袴」「手裏剣」くらいだったのですが、本を見るとたくさんあるんですね〜。動物や花などの基本の本から飾り箱や梱包に使える折り方などが載っている本までいろいろな種類があって楽しいです。

おりがみ折り紙が1枚あったので折り鶴を作ってみましたが、もっと難しそうなものを作りたくなりますね!

折り鶴

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