11/8の千夜市夜はあいにくの雨でした‥‥。雨は本屋にとってもうかなりキツいコンディション、紙物は悪天候に弱いのです。昨年のお客さんの入りにはさすがに追いつきませんがさすがは歴史ある「千葉産業祭り」、雨の中たくさんのお客さんが来場しておりました。さすがはサンマパワー!笑。

来年は晴れるといいな!
11/8の千夜市夜はあいにくの雨でした‥‥。雨は本屋にとってもうかなりキツいコンディション、紙物は悪天候に弱いのです。昨年のお客さんの入りにはさすがに追いつきませんがさすがは歴史ある「千葉産業祭り」、雨の中たくさんのお客さんが来場しておりました。さすがはサンマパワー!笑。

来年は晴れるといいな!
ディズニーのアニメーション映画をはじめとして、さまざまなメディアで展開し、今なお世界中の人々に愛されている『不思議の国のアリス』。このお話はもともと、作者ルイス・キャロルが、たったひとりの女の子アリス・リデルのために即興で作ったものでした。
どこまでも「少女」という存在を愛し、彼女たちを、物語の主人公ばかりでなく、写真の被写体にもしばしば選んだキャロル。そんなキャロルが、作家仲間の娘や自身の作品の愛読者など、じつに多くの少女に宛てた手紙を集めて編まれたのが、今回紹介させていただく『少女への手紙』です。

扉ページをめくると、そこにはまず物腰に品のあふれる男性の写真。キャロル25歳のときのものです。次のページからはキャロルの撮影した少女たちの写真が並び、その次に遊び心満載のアクロスティック(折り句)、そして目次、本文、いえ、本手紙? とつづきます。
相手が少女であろうと容赦のない、けれどからかうような優しさの感じられる、ウィットに富んだ手紙には、キャロルの人柄がそのまま表れているよう。宛先によって態度がすこしずつ違っているのも、それぞれの少女とキャロルの関係性を想像する楽しみをあたえてくれます。勝手に想像される側からすると業腹かもしれませんが、そこは許してもらえることを祈りましょう。
温かな愛情にあふれ、読んでいて自然と微笑が浮かんでくる。そんな陽だまりのような、まさに「黄金色の昼下がり」(キャロルがアリスらリデル家の三姉妹とボートに乗り『不思議の国のアリス』を生みだした日の陽気は、このように表現されます)のような一冊です。
当店では、平凡社ライブラリーの買い取り大歓迎です。出張買取も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
シャーロック・ホームズの物語の中に登場する人物や場所や用語などが五十音順に解説されている事典です。地図や写真などあり、かなり詳細に掲載さてれいます。まさにシャーロキアンの為の一冊ですね!

1つのシリーズだけでこのような出版されるのは物語がそれだけ綿密で奥深い物だからですよね。世界中にファンがいるのも納得です。店員SはTVアニメ版とロバート・ダウニー・Jrが主演した映画版でしか知らないので、原作小説も読んでみたいと思います。

当店では日本や海外の名作小説の買い取り大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
新潮文庫の人気キャラクター『Yonda?パンダ』を彷彿とさせるかわいらしい表紙に惹かれて何気なく手にした本書ですが、帯の「生きることは読むことだった、あの頃」という言葉そのままに作者・はるな檸檬さんの幼少期からの読書遍歴をエッセイマンガという形をとって熱く熱く語られています。

とくに印象深いエピソードは両親共に大変な読書家だそうで、家族団らんといえばリビングに集まりつつも各々読書大会だったということ。弟くんだけはかたくなに本を読まないため「宇宙人」と表現されてます 笑。
ほんとうの読書好きのお家って自然とこうなるんだ!となぜか感動?してしまいました。一緒にテレビを観たりしゃべり合うことだけが団らんじゃないんですよね。
高楼方子さんの児童文学『時計坂の家』と出会った時のエピソードもまた興味深いです。主人公フー子が祖父の家の扉から異世界へと迷い込む……というファンタジー小説なのですが、作者はとりつかれたようにのめり込み、図書館で借りた本だったため返却しては司書さんが本棚に戻した瞬間を柱の影からじっと見守りダッシュ!でまた借り直すという荒技を十数回繰り返したという……。今考えると迷惑な行為だったと綴っていますが、ここまで夢中になれる本に出会えるというのはとても幸せですね。
購入するのは小学生の少ないお小遣いでは無理だったそうですがそれほど好きなら買ってはもらえなかったのかな……という疑問は置いておいて、一冊でも多くこんな読書体験をしてみたいものです。
ちなみにはるな檸檬さんは『海月姫』などで人気の東村アキコさんと学生時代に同じ絵画教室だったそうで、ちらっと東村先生も出てきます。東村アキコさんは今一番ハマっているといってもいい作家さんなのでお二方の意外なつながりが嬉しかったです。
当店ではコミックエッセイやブックガイド、書誌学など、本にまつわる本の買い取り大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
中高生のころにクラスの友達でよく『VOW』を回し読んでいました。街にある面白い看板や新聞・雑誌・チラシの笑える誤植などを集めて本にしたもので、今現在ネットでおもしろ画像として取り上げられるものの元ネタは、過去に『VOW』で取り上げられたものであることも少なくありません。

その十数年後、大人になった私は『路上観察学入門』という本に出会います。読後に「ああ、ガキの頃に回し読みしていたVOWのおもしろ看板も、一種の路上観察学だったのか」と気付きました。

赤瀬川原平、藤森照信、南伸坊などを中心に結成された路上観察学会が、1986年に『路上観察学入門』を上梓します。「路上観察学」とは、文字通り路上を観察し、世間一般がそれまで観察したり観賞したりする対象として意識しなかったものにクローズアップし、研究・発表するという役に立たないヒマつぶし学問です。路上観察学の研究対象として本書に挙げられているものは様々で、変わった建築物や張り紙・看板はもちろんのこと、マンホールの蓋、ドブ川に浮いているもの、解体された建築物の欠片、放し飼いにされた犬の歩きまわるコース、旅行中に見かけた犬のフン、オナラをした時の場所・時間・音の記録など、もう何でも学問にしてしまっているのです(こういった題材をあえて「学問」とすることに面白味があるわけですが)。 続きを読む ちくま文庫『路上観察学入門』に見る林丈二氏の飽くなき好奇心