薬食同源=食べものは薬そのもの

料理本がまとめて入荷しました。毎日の献立に迷った時の強い味方でもある料理の本は、当店でもやはり女性を中心に人気です。特に特価のワゴン内に並べたものは完売することもよくあります。

料理全体

ずらり並んだ今回入荷の料理本、ダイエットや健康に特化したものが多いです。その中でも個人的に気になったのがこちら。

食材力決定版
薬食同源 漢方医がすすめる食材力レシピ / 上田ゆき子 / 洋泉社 / 2013

漢方医がすすめる……という時点でもう興味をそそられます。題名にもありますが東洋医学には「薬食同源」という思想があり、それは食べものは薬そのもの、という考えだそうで薬だけ処方してもらっても食の乱れを直さないと症状は改善しないというもの。日本では薬=化学物質を想像するという理由で、「医食同源」という言葉に置き換わって広まったとのこと。それだけに著者は、食べものは薬そのものという意味がぼやけてしまったと危惧しています。

本書では人間の体を「気・血・水」の3つの要素で成り立っているとし、「気・血・水」の異常=「気虚・気滞・血虚・瘀血(おけつ)・水毒」という分類のもと、身体の不調に合わせて必要な食材やレシピを掲載しています。分かりやすいところで言えば「水毒」の代表的な症状である手足などのむくみは、体の水分調節がうまくいかず水分が体の中で流れずにあふれている状態とのこと。おすすめの食材はあずき・大根・うり類などなど。実は店員Kもむくみには悩まされているので積極的に摂りたいものです。

なんだか専門的な印象を受けるかもしれませんが、難しいのは最初の数ページだけで、とても見やすく通常の料理本と変わらず読んでいただけます。

レシピ

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