『仕事帰りの寄り道美術館』というタイトルの古本が幕張店に入荷しました。美術館のガイド本は数多く出ていますが、「仕事帰りの寄り道」というフレーズで美術館があることで一気に身近なものになるような気がします。個人的にもすごく惹かれるものがあるのは、余裕のある生活という感じがするからでしょうか 笑。
美術館はどこか異空間というか、ピーンと背中が伸びる感じがあるのに静かに絵と対峙していると心がクリアになっていくような、不思議な空間だと思います。お仕事で身も心も疲れてる時に、ちょっと寄り道して美術館へ寄ってみてほしいと考えた本の作り手の気持ちがよくわかります。きっとすごくリフレッシュできるだろうなあ。
美術品だけでなく内装もインテリアもおしゃれで工夫を凝らしていて、カフェも併設している美術館が多いのでそちらの点でも楽しみがありますね。美術館て夕方くらいには閉まってしまうイメージがあったんですが、こちらの本で見たところ金曜日などは20時、21時まで開館しているところもあるので、仕事帰りでも充分間に合うかと思います!
おすすめは日本人ならぜひ一度は訪れてほしい「江戸東京博物館」。店員Kも一度訪れましたが、江戸時代だけでなく現代の東京の暮らしにかけて庶民の暮らしぶりが精巧なミニチュアや展示物で溢れていて一日いても飽きない空間でした。世界に冠たるリサイクル都市であった江戸を、幕末に訪れたシュリーマンは「小さな美しい人形の国」と呼んだそう。現代の私たち日本人こそ見習いたいところですね。
草古堂では、旅行や各種ガイド本も扱っております(ただし何年か前のものは買取が難しい場合が多いです……あしからず!)。ぜひお気軽にお問い合わせください。