今回は、書籍ではなく映画の紹介をしたいと思います。
「ウォルト・ディズニーの約束」という映画をご存知でしょうか? あの名作ミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の誕生秘話を描いた作品で、メリーを金儲けの道具にしたくないと映画化を拒否する原作者トラヴァース夫人と彼女の子供時代の回想、そして娘たちのために諦めず映画化の交渉を続けるウォルト・ディズニーを中心に展開してゆきます。この映画を観てから「メリー・ポピンズ」を観返すと、また新しい発見がありますよ。
大ヒットを記録した「アナと雪の女王」と同じ時期に公開されていたので、話題をさらわれてしまい、残念ながらあまり世間の評判にはならなかったのですが、観終わった後に満たされた気持ちになれる素晴らしい映画でした。
メインビジュアルで、ウォルト・ディズニーの影をミッキーに、トラヴァース夫人の影をメリー・ポピンズにしたアイデアに拍手を贈りたくなりますね。
サウンドトラックには、この映画オリジナルのすこしケルティックな音楽のほか「メリー・ポピンズ」でお馴染みの「チム・チム・チェリー」や「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」もばっちり収録されています。聴いていると、映画の中で、トラヴァース夫人がシャーマン兄弟(音楽担当)に文句をつけたり和解したり夢中になって踊ったりしているシーンが思い返され、つい笑いがこぼれてしまうことも。
「メリー・ポピンズ」は今年の「新・午前十時の映画祭」の上映作品に入っていて、グループBの映画館ではちょうど始まったばかりです。土日も上映されているので、「メリー・ポピンズ」を映画館で観て、お家に帰って「ウォルト・ディズニーの約束」をテレビで観る、なんていう贅沢な一日もよいのでは? でも、「ウォルト・ディズニーの約束」を観るとまた「メリー・ポピンズ」を観たくなってしまうので、もしかすると休日だけでは足りなくなってしまうかもしれません。ストーリーや演出に派手さはないけれど、何度も繰り返し観たくなる、そんな温かくて素敵な作品です。
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